耳の物語

こんにちは
吉原小学校北側の創業49年昔ながらの喫茶店ミマスヤです。

今読んでいる開高健の 耳の物語 が面白くて引き込まれている。
その中にある一説



しんしんとした静寂のさなかで弾ける蓮の花の音は、不意で、頓狂であり、威迫しながら孤独である。匂いそのものは、いつもしっとり沈痛で気怠い読経の声に良く似合う…

とある。

いつか、ミマスヤへ来て下さったお客様にも蓮の花の開花の時には音がするんだよ～と教えて貰った事がある
(((o( `▽´)o)))

いつか、その瞬間に出逢ってみたいなあ
その季節が来たら近くの蓮の花が咲く沼地へ出向いてそっと静かに佇んでみたい

今日は、朝から富士山は雲の中に隠れたり姿を見せたり忙しい

明日は、台風17号接近で、又雨や風が心配だ。特に千葉県の今だ停電のままの地域の皆様の不便を思うと心が痛む

日曜日、今朝、闘病中のご近所さんがウオーキングを終えひと息入れにミマスヤへお寄り下さり

とめどなく流れる汗をふきふき、この春に亡くなられたご主人様との思い出話を一緒にしながら思わず私も涙がほろり

いつか人は必ずや天に召される日が来るのだけれど、その日までいつかきっと蓮の花が咲く炸裂音をこの耳でしっかり聞いてみたい。…と季節外れに咲いてくれた桜蘭の花を眺めながらぼんやり…

どうぞお気軽に、ミマスヤの桜蘭を見にお出掛け下さいませ！
心よりお待ちしています。